<矢掛町>

☆☆ つるはし食堂 ☆☆ (2019年4月末閉店)

〇場所:
 トマト銀行矢掛支店の東の路地、駐車場有
〇営業時間:7〜19時、日曜休
〇調査日:2014年11月中旬某日
〇評価対象:
 中華そば500円、きつね寿司180円(2個)
 きつねうどん370円、カレー480円、ガラスケースに魚や玉子焼きなど一品料理多数、おでんもあって、すじ130円以外は100円

〇スープ:
 典型中華そばスープ。豚骨系っぽいです。色は濃いめ。コクがハンパではなく、濃い色の割には醤油加減も絶妙でかな美味いです。

〇麺:
 普通の太さのストレート。茹で加減は硬めではないものの上々。

〇トッピング:
 かなりバサッとした感じの硬めのチャーシュー大きめ1枚。メンマは薄味数本。カマボコ2枚。もやし、ネギ。

〇総評:
 なくなる前に行っておこうぜ昭和食堂探訪シリーズ矢掛町編。かなり前から狙っておりました。場所はわかっていれば行きやすいのですが、知らなかったのでけっこう迷いながら到着。

 渋い昭和の雰囲気の街角大衆食堂です。ガラスケースに一品料理が並んでいますが、お稲荷さんが名物なのか特にたくさん並んでます。中華そばを待つ間二つつまんじゃいました。けっこうでかいです。味は薄味。壁のメニューには「きつね寿司」と書いてあります。

 中華そばもあっという間に到着。濃い色のスープです。味は程よいコクと醤油加減で、けっこうな美味さ。チャーシューがちょっと硬めなのが気になりましたが、それ以外は極上の部類に入りそうな味です。

 お店の方は中年のおじさんおばさんで、じいさんばあさんがやっとこさやっているという感じではないので、まだまだ続きそうです。
 駐車場もあるし、一品料理やおでんも気になるので再訪問確率は高めです。
 倉敷からは、実は30分ほどと近いし朝7時からなので、早起きした日の朝ラーメンもできそうです。チャーシューさえ好みなら1王様でした。

☆王様度:0.95王様

中華そば

きつね寿司









☆☆ 松月 ☆☆

〇場所:
 矢掛町郷土美術館前、駐車場はないですが付近にAコープ有
〇営業時間:不明
〇調査日:2014年11月中旬某日
〇評価対象:中華そば480円
 他に、きつねうどん380円、親子丼500円、焼きそば450円、焼き肉定食1000円

〇スープ:
 煮干し、カツオ、昆布など海の幸系のスープと思われます。そんな香りも強くします。あっさり透明ですがコクは充分。美味いです。

〇麺:
 普通の太さのストレート。茹で加減上々。

〇トッピング:
 小さめながら濃いめで良い味のバラチャーシュー2切。柔らか薄味メンマ数本。カマボコ2切。モヤシ、ネギ。

〇総評:
 なくなる前に行っておこうぜ昭和食堂探訪シリーズ矢掛町編第2弾。ここも狙っておりました。郷土美術館前なので場所はわかりやすいです。

 店は古い昭和スナック風の作りになってます。おばちゃんが近所の方と談笑中に突入しました。完全に近所の人の憩いの場になってる感じがします。

 中華そばは期待してなかったのですが、思いの外王道風の美しい典型中華そばのルックス。スープはややうどんだしっぽい感じもありますが、あっさりながらコクがあってかなり美味いです。

 矢掛町郷土美術館にお越しの際は是非ついでにどうぞ。

☆王様度:0.95王様

中華そば









☆☆ UOTO ☆☆

〇場所:矢掛郷土美術館やや北
〇営業時間:
 11〜15時(月〜金)、夜と土日は予約のみ
〇調査日:2014年12月下旬某日
〇評価対象:
 ラーメン500円、餃子(5個)350円
(他のメニュー)
五目ラーメン 700円
肉ラーメン 700円
野菜ラーメン 700円
カツラーメン 700円
五目炒めそば 750円
五目揚げそば 750円
中華丼 700円
天津丼 680円
酢豚丼 700円
カツ丼 700円
麻婆丼 660円
チャーハン 650円
春巻き2本 250円
焼売3個 350円
八宝菜定食 750円
酢豚定食 750円
麻婆豆腐定食 700円
チキン炒め定食 700円
いか炒め定食 700円
野菜炒め定食 700円
 など

〇スープ:
 一口目に「甘っ!!!」と叫びたくなるような甘さ。野菜なんでしょうが砂糖っぽいぐらい甘いです。ベースは鶏ガラ豚骨あたりだと思います。白っぽく濁っています。コクはそこそこあってまあまあですが、かなりな甘さ。

〇麺:
 普通の太さのエッジのあるストレート。茹で加減はまあまあ。

〇トッピング:
 角煮風なところもある柔らかで濃い味の大きめチャーシュー2枚。500円でこのチャーシューは充実です。ゆで玉子1個。楕円ナルト風2枚。白ネギ。天かす。

〇総評:
 矢掛に平日昼間のみの幻のお店有りと聞いていて狙っておりました。ファミレス型喫茶店風の建物ですが、メニューは中華系食堂ですね。座敷もあります。

 ラーメンは500円と言う価格が信じられないくらい充実。特にチャーシューが美味いです。スープが甘いのが気に入ったとしたらすごいコスパです。

 加えて餃子がかなりな美味さ。皮がモチモチで分厚くて、皮を食べる系統の餃子ですね。すごいボリュームです。具も香りよく味もコクがあってなかなかです。

 メニューがけっこう豊富なので、平日の仕事で通りかかったりしたら同僚にもおすすめできるお店だと思います。
 ラーメンスープの甘さがもう少し控えめなら1王様でした。

☆王様度:0.95王様

ラーメン

単品餃子










☆☆ 待鳥 ☆☆

〇場所:矢掛本陣近く中銀のやや西
〇調査日:2017年8月上旬某日
〇評価対象:冷やしそば500円、ざるラーメンも500円

〇スープ:
 ほんの少し酸味の効いた和風のコクの醤油スープです。コク深いながらあっさりしていて、よく冷えているのもあってゴクゴク完飲。

〇麺:
 やや細めのストレート。茹で加減程よく、冷たく締めてあって夏に最適。

〇トッピング:
 美しい色合いです。注文を受けてから良い音で刻んでくださったキュウリとハム、トマトもみんな冷え冷えです。添えられたワサビを溶くと爽やかな刺激が鼻に抜けて極上の気分に。

〇総評:
 新しい指標を生み出さざるを得ません。夏の王様度。永年来たかった「夏の待鳥」の「夏の王様度」は、文句無しで2王様。もうここの冷やしそばなしでは、来年から夏が越せないかもしれません。

 美しいルックスと優しく爽やかな食後感。炎天下を少し離れた駐車場から歩いて汗だくの身体がひんやりクールダウン。

 帰りに戸を閉める間際まで笑顔で見送ってくださったお母さんも好印象。

 この冷やしそばを食べた人はみんな、「夏が来〜れば思い出す〜♪待鳥の冷やしそば〜♪遠いそば〜♪」と帰りの車で字余りで歌ってしまうことでしょう。

☆王様度:1王様(夏の王様度は2王様)

冷やしそば









☆☆ 発酵亭 ☆☆

〇場所:矢掛本陣前の街道の真ん中あたり
〇営業時間:9:30−19、不定休
〇調査日:2019年8月下旬某日
〇評価対象:テンペラーメン味噌650円
 他にしょうゆ味、とんこつ味も同価格、テンペコロッケ、テンペハンバーグなどテンペ料理各種有

〇スープ:
 ダシの元は不明ながら、一口目から、はっきりと納豆っぽい大豆の香りと味がします。おばちゃんによると、テンペの粉末を入れているとのこと。けっこうコクの深めなよい味です。

〇麺:
 けっこう細めのストレート。麺線短め。茹で加減は普通のやや硬め寄りくらいで上々。

〇トッピング:
 白菜、モヤシ、キャベツ、水菜、人参など野菜が豊富。基本野菜ラーメンみたいです。
 たんぱく質系は、紅白カマボコ2切、ベーコン4切くらい。

〇総評:
 「テンペ」という食べ物は、大豆をテンペ菌で発酵させたインドネシアの納豆みたいなものらしいですが、そんなものを専門で出している飲食店は岡山ではここだけではないでしょうか?で、テンペラーメンなるものもメニューにあるらしいことを知ってしまったので、わざわざ向かいました。

 テンペラーメン味噌味にしたのですが、確かにスープからはまったりとした納豆系のにおいと味がしました。珍しいコクですが、けっこう気に入りました。

 トッピングは野菜中心で、健康第一の店主さんの気持ちが伝わってきます。

 小鉢も2つ付いていて、「茄子のテンペあえ」と「テンペオカラサラダ」でしたが、どちらもなかなかよい味で、これで健康増進にもなるなら万々歳ですね。

 客層は、店主さんのお知り合いらしき近所のおばちゃんばかりでしたが、居心地が悪くなるほどでもなく、楽しくお店を後にしました。

 ラーメンだけでの勝負はもちろんしていないのですが、テンペの健康効果と、ワンアンドオンリー度を考慮してこんな王様度。

☆王様度:1王様

テンペラーメン味噌









☆☆ ラーメンショップ 矢掛 ☆☆ (閉店)

〇場所:矢掛町東三成、国道沿い
〇営業時間:不明、土曜日は10時〜15:30、日祝休
〇調査日:2008年2月16日
〇評価対象:ねぎラーメン630円
 他に、普通のラーメン480円、みそ580円など

〇スープ:
 背脂たっぷりのこってりと、和風と豚骨のWスープのあっさりが選べる。あっさりをオーダー。和風味はあんまり感じないが、そこそこコクのあるスープ。きた瞬間にゴマ系の匂いがけっこうしてました。一口飲むとコショウの味がかなり強め。

〇麺:
 角のあるやや太目の麺。茹で加減は我慢できるぎりぎりの柔らかめ。

〇トッピング:
 甘い味付けのされた白髪ネギが多めに載っています。この味が後々まで尾を引く感じ。柔らかめ細めメンマ数本。ほうれん草。細切れチャーシュー少量。値段の割にはちょっと寂しい感じです。

〇総評:
 普段の行動範囲外なので、死ぬまで寄れない可能性もあった店ですが、ひょんなことから通りすがり初挑戦。確か東岡山にもラーメンショップありましたね。最近ネギラーメンという店名に変わったようです。それくらいのお勧め度と言うことなんですね。ここでも「おすすめ」と書いていたので頼んでみました。

 スープはゴマ油の香りとコショウの味が強い独特のものです。これに甘い味付けのネギが載ってほかでは食べたことのない味になっています。好き嫌いは別にしてなかなか個性的。旨かった感なのかどうかは微妙ですが、けっこう後味も尾を引いてました。だらだら麺が残念。

 次にいつ通りすがるかわかりませんが、次はこってり味にも挑戦したいです。

☆王様度:0.95王様

ねぎラーメン










<里庄町>

☆☆ エビス食堂 ☆☆
 
(2020年12月26日閉店)

〇場所:
 2号線鴨方の西端、里庄の東端、駐車場でかいです。
〇営業時間:8〜20時、日祝休
〇調査日:2014年12月中旬某日
〇評価対象:中華そば500円
 他に、カレー450円、チキンライス450円、焼き飯450円、親子丼500円、うどん400円、肉うどん450円、一品料理多数

〇スープ:
 鶏系中華そば醤油スープ。胡椒の香りがかなり強め。けっこう効いています。でもゴクゴク飲み干してしまいました。

〇緬:
 やや細ストレート。茹で加減やや柔らかめ。量が多めな気がします。

〇トッピング:
 プリッとしたチャーシュー1枚。紅白かまぼこ2枚。ネギ。

〇総評:
 ずっと気になってましたが、日曜休みなのでなかなか開いてる時に通りすがりません。今回やっとこさの訪問です。

 ガラスケースに一品料理の並ぶ、典型昭和食堂ですね。先客のおじさんは鯖味噌定食にしてましたが、迷わず中華そばをオーダー。
 やってきた時はものすごい胡椒臭にたじろぎましたが、味はそれほどでもありません。そこそこ美味い中華そばでした。

 ネット情報によると創業昭和37年。現在のおばちゃんは2代目だそうです。
 他の料理を目指して再訪したいようなアットホーム感満載のお店でした。

☆王様度:0.95王様

中華そば









☆☆ まぁちゃん ☆☆ (店名変更の模様)

〇場所:里庄の天野実業の信号を北へ
〇営業時間:昼ラーメン、夜焼き鳥、詳細不明
〇調査日:2015年5月下旬某日
〇評価対象:中華そば炒飯650円
(他メニュー)
 中華そば500円、中華そばライス550円、中華そば唐揚げ650円、餃子200円、炒飯500円、冷奴300円、手羽先400円、軟骨唐揚400円、焼き鳥各種

〇スープ:
 鶏系醤油スープ。醤油がけっこう濃いめです。コクはそこそこ。

〇麺:
 普通の太さのストレート。茹で加減上々。

〇トッピング:
 笠岡系鶏チャーシュー適量。硬すぎず美味いです。硬めのメンマ多め。シャキシャキネギ多め。

〇総評:
 何回も前を通ってましたが、今回やっと開いてました。
 開店すぐだったので、釜に火を入れたばかり。しばらく待ちましたが待ったかいのある美味いスープでした。鶏チャーシューなので、笠岡系ラーメンですね。はまる人ははまるはず。

 チャーハンは醤油味の濃い独特な味。美味い感じもします。中華そばチャーハンで650円は格安。RPGで怪力戦士役で出てきそうないかつくて人の良さそうなおやじさん。良いお店です。

☆王様度:0.95王様

中華そば

セットの炒飯









☆☆ 酔月 ☆☆ (閉店)

〇場所:
 鴨方駅付近から北に向かうロータリーを回って少し、鴨方駅から徒歩圏内で、どう考えても鴨方っぽいですが、住所は里庄町
〇営業時間:11〜18時、無休
〇調査日:2015年9月中旬某日
〇評価対象:ラーメン600円、焼き飯600円、餃子(5個)350円
(他のメニュー)
 大盛700円、替え玉100円、玉子丼600円、親子丼700円、カツ丼750円、学割100円引、14時以降唐揚げ400円、焼き鳥3本250円

〇スープ:
 豚骨系なんでしょうか白く濁りながらも透明感のあるあっさりスープ。コクは十分で醤油加減もあっさりで美味いです。ちょっと木の実みたいな香ばしい独特な香りがします。

〇麺:
 やや細めで白っぽいストレート。茹で加減はちょっと柔らかすぎな感じも。

〇トッピング:
 チャーシューはかなり薄いやつが3枚ほど。ちょっと寂しい。メンマではなく、姫竹を二つに裂いたような柔らかい細い緑の竹が数本。フキを炊いたヤツ数本。モヤシ多め、ネギ多め。

〇総評:
 最近できたとの噂によりわざわざ目指しました。どう考えても鴨方ですが、住所は里庄。地図を見ると、里庄の東の端っこが鴨方に突き出したあたりなんですね。一応里庄町のお店で整理しておきます。

 満月を眺めながら酒を飲むのが趣味の副隊長なので、このお店の名前にも心惹かれます。

 噂では元寿司職人というけっこうご年配のご主人とご高齢の奥様?で切り盛りされています。店の内装は出来たてで小綺麗です。テーブル席2卓と座敷席少しの小さなお店です。

 ラーメンオーダー後、厨房から
「チャーシューどこへやった?」
「私は知りませんよ」
「えぇ?チャーシューは?」

という会話が聞こえてきて、この時点ではチャーシューなしで提供されるのを覚悟しましたが、見つかったようで、少ないながらも一応チャーシュー載ってました。

 スープは独特な香りです。姫竹やらフキも珍しいですし、けっこう特徴のあるラーメンですね。美味いです。

 焼き飯もおすすめとのネット情報によりがんばって頼んでみましたが、中華というより洋風のバターっぽい香りのする焼き飯です。味もそんな感じ。食感はふわっとしていてプリプリエビも入っていて美味いです。

 餃子は5個350円とややお高めですが、片面がパリッと焼けている、肉の多めな肉餃子です。パンパンに詰まっていてボリュームあります。

 頻繁に通うにはやや遠めな立地ですが、近くにいて腹減り時には候補にしておいて間違いないお店だと思います。

☆王様度:0.95王様

ラーメン

単品焼き飯

単品餃子









☆☆ さんき ☆☆

〇場所:
 里庄の天野実業の信号を北へ、上の「まあちゃん」を越えてすぐの、「ビジネスホテルにしな」1階
〇営業時間:11時半〜14時、17時半〜21時、水曜休
調査日:2015年12月中旬某日
〇評価対象:中華そば600円、焼き飯600円
(他のメニュー)
尾道風ラーメン 600円
お好み焼き 600円
オムライス 850円
ステーキ丼 1000円
にぎり 1000円
関西ちらし 1000円
さんき定食 1600円
ステーキ定食 1300円
天ぷら定食 1000円
刺身定食 1200円
唐揚定食 1000円
昼定食 1100円
夜定食 1200円
 他に本日の刺身、本日のおでん、本日のステーキ、本日の魚など、居酒屋、鉄板焼メニュー豊富

〇スープ:
 見た目は笠岡系ながら、鶏だけではない、コク深いスープ。醤油加減絶妙。かなり旨いです。

〇麺:
 やや細くて白めなストレート。茹で加減上々。美味いです。

〇トッピング:
 笠岡系の親鶏チャーシュー多め。硬すぎず絶妙な歯ごたえ。味も良くて絶品です。
 加えて1枚入っている豚バラチャーシューが絶品。トロトロの柔らかさで味も程よくかなりな美味さ。このダブルチャーシューにノックアウトされました。
 メンマは柔らかタイプ数本。ネギは斜め切り。

〇総評:
 里庄のビジネスホテル併設の居酒屋ラーメンが美味い、と聞いていて狙っておりましたが、なかなかタイミングが合わず、やっとこさの初訪問。
 店の外には「居酒屋、鉄板焼き、寿司、和食」と書いてあって、ラーメンのラの字も書いてありません。「ラーメンやめちゃったのかな?」と思い一瞬躊躇しましたが、ここでひるんでは副隊長の面目丸つぶれなので、もしラーメンがなくても刺身定食喰うつもりで、突入。

 カウンターの端におでんで焼酎やってるおっさんが一人。壁のメニューには「本日の刺身」や「本日のおでん」、「昼定食1100円」などしかありません。棚にはキープの焼酎ボトルがずらり。
 「やっちまったなー。こりゃ完全居酒屋だ。刺身定食でも喰うしかないか…。」と思いながらきっと「孤独のグルメ」の五郎さんみたいな難しい顔になってたと思います。

 見かねた大将がおばちゃんに「メニュー見せてあげて。」と言ってくれてようやくメニュー登場。
 ほぼ鉄板焼、居酒屋メニューですが、ちゃんと中華そばもあります。一安心。他のメニューはそこそこするので、600円の中華そばだけでは気が引けて焼き飯も頼むことに。

 炒飯ではなく、焼き飯。でかい鉄板焼きの鉄板で焼いてくれてますが、鉄板にどさっと載せたご飯の量がすごくて、恐怖におののきました。食べきれるか心配です。まず最初に焼き飯登場。やはりすごい量。一口食べると食感はサラッとフワフワで上々ですが、味がやや薄め。

 間もなく中華そば登場。一見笠岡ラーメンの見た目です。スープは熱々ですごいコク。旨いです。鶏チャーシューも程よい硬さと味付け。豚バラチャーシューがトロトロの絶品。旨いスープで焼き飯を食べると絶妙なバランス。旨い!美味い!ウマイ〜!と心で叫びながら、一滴一粒残らず完食です。

 刺身やおでん、ステーキにお好み焼きと車で来たらちょっと後悔するメニュー構成にも心惹かれます。またも名店発見。メニュー確認済みなので、次からは昼でも夜でも怖じ気づかずにラーメン狙いで突入できます。

 ついでに言うと、出入口外に綺麗な黒猫ちゃんがちょこんと座っていて、お客一人ひとりに挨拶してくれるのが好印象。ネコ好きには堪りません。

☆王様度:1王様

中華そば

単品焼き飯










☆☆ たなか ☆☆

〇場所:
 鴨方第一胃腸科外科西のパチンコ屋「グレードワン」西隣、里庄町らしい
〇営業時間:11−15、水曜休
〇調査日:2019年6月下旬某日
〇評価対象:
 中華そば550円、餃子(6個)300円、大盛りは700円

〇スープ:
 一口目はけっこう甘辛い感じがしますが、やさしいコクがふんわりとやってきます。4口目くらいから醤油の強さが主張してきますが、とにかく最初はなかなか旨い感じがしますね。

 噂では、惜しまれつつ閉店した笠岡神島の「みやま」にお勤めだったご主人が、同じ作り方で提供しているとのこと。よって動物系を使わない乾物もののスープのようです。それだけでこの深いコクはアッパレと言えるでしょう。

〇麺:
 平打ち麺ですがやや細めなので、四角い感じになってます。独特なボソッとなる寸前の感じの食感。茹で加減程よく好印象。

〇トッピング:
 薄目のチャーシューはやや歯ごたえの残るもの。薄味です。

 メンマは幅広ながら短いのが5本ほど。ネギ適量。

〇総評:
 里庄のパチンコ屋隣に6月上旬に忽然と現れた感じの新店です。

 上記のとおり、「みやま」にお勤めだった方が、同じ作り方をされているとのことで、尾道っぽいけど尾道ではなく、決して笠岡系でもない独特なラーメンに仕上がっています。旨いです。

 餃子は、羽根付でけっこう焦げ目が付いています。ニンニクの効いたなかなか美味いものでした。

 フロア担当はおばちゃんとおっちゃんでしたが、慣れない感じで危なっかしかったです。

 特筆すべきは料理の出来上がりの早さ。ラーメンだけでなく餃子の焼き上がりも他に例を見ないほど早いです。

 「たなか」の屋号のラーメン屋は、玉野と岡山に有りますが、こちらの「たなか」もなかなかです。
 名店「みやま」の味を受け継いでいただけた感謝とコスパの良さも含めてこんな王様度。

☆王様度:1王様

中華そば

単品餃子









<早島町>

☆☆ 我山 ☆☆  (閉店)

〇場所:2号線から早島駅に入る交差点、「地雷也」跡
〇調査日:2007年8月4日
〇評価対象:
 醤油ラーメンこってり550円、餃子6個250円
(他のメニュー)
醤油バターラーメン 650円
醤油チャーシュー麺 750円
味噌ラーメン 580円
味噌バターラーメン 680円
味噌チャーシュー麺 780円
塩ラーメン 580円
塩バターラーメン 680円
塩チャーシュー麺 780円
鶏こく白ラーメン 600円
鶏こくバターラーメン 700円
鶏こくチャーシュー麺 800円

〇スープ:
 けっこういろんなものが入ってそうだが澄んだ感じの割とあっさりスープ。「こってり」を頼んだが、背脂がけっこう浮いているのがこってりということか?

〇麺:
 博多系みたいなけっこう細麺。ゆで加減は上々。

〇トッピング:
 チャーシューは、トロトロ一歩手前のバラ2枚。メンマは柔らか過ぎ。あとはもやし、ねぎ。

〇総評:
 いつのまにか「地雷也」がなくなり、違う店になっていた。豚骨系でも鶏のみ系でも魚系でもない感じのスープ。特に旨くもまずくもない。
 餃子は6個で250円という安値圏の価格設定。焼き加減は、はにゃへにゃでちょっと残念。味は特にはっきりしない感じで、これまた旨くもまずくもないといったところ。
 店員の覇気がなく、統制がとれてない感じ。

 味噌や塩、鶏こく白ラーメンなんてのもあるので、まぁもう一回くらい寄ってもいいかなぁといったところでしょうか。

☆王様度:0.9王様

・2008年5月
 久々にバイパスを通ったところ、早くも閉店の模様です。

醤油ラーメンこってり

単品餃子










☆☆ 秘伝 四万十ラーメン ☆☆

〇場所:
 早島らしい。流通センターの下の旧道沿い
〇営業時間:
 11〜14:30、17〜20:30、水曜休
〇調査日:2008年11月某日
〇評価対象:
 しょうゆラーメン&ミニチャーハンセット800円、餃子7個350円
(他のメニュー)
 しお550円、みそ600円、チャーハン500円、火の玉激辛650円、いっきラーメン650円など

〇スープ:
 とんこつ鶏ガラといった感じのあっさり透明感のあるスープ。野菜ダシも豊富なようで甘みが結構強い。

〇麺:
 普通ストレート麺。ゆで加減はやや柔らかめ。

〇トッピング:
 濃い味付けでよく焼かれた分厚めバラチャーシュー2枚。柔らかくてなかなか旨い。メンマは柔らかめだが味はよい。よい味付けの煮玉子半分。もやし多め。ねぎ。

〇総評:
 前々から存在は聞いていましたが、あんまり良い噂も聞かないので、寄るのを後回しにしてしまっていました。今回昼時に通りすがりやっとこさの訪問です。さほど期待はしていなかったのですが、あっさりスープやトッピングがなかなかで結構気に入ってしまいました。しおやみそもあるし、「いっきラーメン」がどんなのか気になるので、再訪の可能性は大です。

 餃子も片面焼きながらパリパリで良い色に焼けていて好印象。具もニラやニンニクが効いていてなかなか上出来でした。

 チャーハンはしっとりしていてフカフカで薄味ですが結構旨い感じがしました。

 なかなかわかりづらい立地で、苦労するかもしれませんが何とか探してみてください。
 厨房から出てきた店主らしき方はまだお若くて、チビノリダーみたいなルックスかつ細川たかしみたいなハイトーンボイスでなかなか特徴がありました。私がドアを閉めるまで笑顔で見送ってくれて好感度大。

☆王様度:0.95王様

醤油ラーメン

単品餃子

ミニチャーハンセットのチャーハン










☆☆ 麺工房 634 ☆☆ (2015年夏閉店)

〇場所:2号線バイパス早島辺りの上り線サークルK隣
〇営業時間:11時〜24時
〇調査日:2014年12月上旬某日
〇評価対象:
 鶏ガラあっさりラーメン650円、餃子(5個)350円
(他のメニュー)
とんこつラーメン 680円
塩ラーメン 680円
みそラーメン 680円
台湾ラーメン 680円
牛もつラーメン 780円
大盛り 110円
チャーシュー3枚 250円
味玉子 110円
白髪ねぎ、もやし増量 110円
唐揚げ3個 300円
ミニチャーシュー丼 300円
ミニ唐揚げ丼 300円

〇スープ:
 鶏ガラあっさりスープのコクはかなり控えめ。チャーシューの煮汁と思われるタレの味が前面に主張していて醤油加減が強いです。あんまり美味いという感じではありませんでした。

〇麺:
 細麺ストレート。茹で加減のせいか、ややなよっとした食感。まずいわけではありませんが、美味いわけでもありません。

〇トッピング:
 濃い色でとっても柔らかなバラチャーシュー2枚。絶品です。ちょっと角煮みたいな感じですが、角煮好きさんは気に入ると思われます。メンマは歯ごたえのあるタイプ数本。ネギ。ちょっと色目が茶色系だけなので、派手さがありませんね。

〇総評:
 最近できたようですね。雀荘の1階ですが、店内は明るくて小綺麗で好印象。

 ラーメンスープはいろいろですが、最初なので鶏ガラあっさりラーメンに。スープのコクは薄くて、タレの味がかなり強かったです。コク深いあっさり、という感じではありません。

 特筆すべきはチャーシューの美味さ。トロトロ一歩手前でかなり美味いです。次からはチャーシュー増量&チャーシュー丼にしたいくらいです。

 餃子は焼きがかなり甘いですが、具の味はそこそこでした。

 スープのコクがよければ0.95王様でしたが、今日の所はちょっと控えてこんな王様度。
 餃子やミニ丼の無料券をくれたので、近いうちに別のスープを目指して再訪確実。通行量の多い場所ですがお客はずっと私一人だけだったのでちょっと心配。

☆王様度:0.94王様

鶏ガラあっさりラーメン

単品餃子









☆☆ 成瀬家 ☆☆

〇場所:
 2号線バイパス早島辺りの上り線サークルK隣、元「634」
〇営業時間:11〜21時
〇調査日:2017年8月上旬某日
〇評価対象:味玉ラーメン750円、並は650円

〇スープ:
 豚骨醤油色。濃さ普通でもかなりまったりしていて、変な粘り気があり、あまり好ましく思えません。コクと醤油加減はまあまあながら、温度も低く、良い点が見あたりませんでした。
 けっこう良い評判を聞いていたので、一口目の感想は、「あれ〜?」、と言う感じです。

〇麺:
 やや太めのストレート。茹で加減はやや柔らかめながら、芯も残り加減と言う不思議な食感。残念ながら、美味いと言う感じはありませんでした。

〇トッピング:
 海苔は黒いし、チャーシューは茶色、ほうれん草は濃い緑、味玉は割ってないしで、お世辞にも美味しそうな色には見えません。

 それぞれの味ですが、海苔は名店「かどもん」の絶品海苔に遠くおよびません。チャーシューと味玉はまあまあながら、特筆すべき点はなし。ネギは間違って混入?と疑いたくなるほど少量です。

〇総評:
 全てにおいて、残念な感じです。家系ラーメンそのものである、と言う感想の方が多いみたいだったので、楽しみにしていたのですが、どうも副隊長には、家系ラーメンは全く合わない、と言うことみたいですね。一応こんな王様度ですが、再訪確率は限りなくゼロ。

☆王様度:0.93王様

味玉ラーメン











<和気町>