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☆ 調査記録 ☆

 副隊長の勝手な記憶の記録である。

 王様度とは、副隊長の個人的スタンダードである「王様ラーメン」と隣同士で営業していたらどちらに行くかという基準で判断する指標である。
 1王様なら一回おきに、2王様なら3回のうち2回は行くという意味。

 場所はあえていいかげんに書いているので、各自適当に検索してください。

アイコン岡山市のラーメン 41

☆☆ 一照庵 ☆☆

〇場所:
 中央郵便局東の筋、元出雲そばの「大黒屋」
〇営業時間:11:30−14、18−21、火曜休
〇調査日:2018年5月中旬某日
〇評価対象:塩750円
(他のメニュー)
 生醤油750円、大盛150円、地養卵の塩TKG200円、鶏めし200円、夜は鶏料理や各種銘酒が味わえる模様

〇スープ:
 美しく澄んでいます。鶏のコクがばっちりのややまったりスープ。塩加減はやや強めながらも、途中まではゴクゴクいけます。なんだか良い塩を使ってそうな感じ。塩まで旨いです。

〇麺:
 丸っこい中細ストレート。茹で加減はやや硬めで上々。美味いです。

〇トッピング:
 美しいルックスです。赤や黄色の丸っこいアラレが目を引きます。菜っぱも綺麗ですね。

 チャーシューは、柔らか鶏チャーシューと豚のレアチャーシューです。どちらもけっこう厚みがあって、食べ応えがあります。

 メンマは太めですが、柔らかくて美味いです。ネギは細切り。最初から載ってくる半熟玉子は極上の仕上がり。

〇総評:
 訳あって、かなり久々の3銃士での調査となりました。

 4月に出来て評判のようですね。入店時はちょうど満席で、ちょっと待ちましたが、着席して注文後は案外早めに出来上がってきました。

 まずビジュアルに感動。アラレの赤、玉子の黄色、菜っぱの緑など素晴らしい色合いバランスですし、菜っぱが立体的で、垂直方向にも気を遣っているのがわかります。素晴らしい盛りつけセンスですね。

 スープを一口。ものすごい鶏コクです。加えて塩が旨い感じがします。なんだか良い塩を使ってそうな気がします。最近塩ラーメンを出すお店も増えてきましたが、「塩の旨さ」を感じさせてくれる塩ラーメンはなかなかありません。あっぱれですね。

 鶏チャーシューと豚のレアチャーシューも極上の仕上がり。

 全ての要素に細かい気遣いがあふれている感じです。

 隊長の醤油スープを少し飲ませてもらいましたが、香りの良い濃いめの醤油が効いていました。

 ワインのあてに自分でスモークチキンを作るくらい鶏好きの副隊長は、絶大なる好印象を受けました。できれば鶏好きさんと夜に訪れて、鶏談義を交わしたいところです。

 ただし、BGMが「ずんどうや」みたいなせわしない「祭囃子系」なので、気になる人はいるでしょう。副隊長としては、モーツァルトの明るいめの室内楽が合ってると思うなぁ。キラキラのビジュアルにぴったり。
 どうしてもJAZZにしたい場合は、ソニーロリンズ。とにかく明るいめがいいですね。そういう意味で「祭囃子系」にしたのなら、方向性は合ってる気もしてきました。

 次回の伸びしろを残しても、こんな高王様度からスタート。名店の予感。

☆王様度:1.2王様












☆☆ かに処 旬彩 ☆☆ (2019年閉店)

〇場所:
 下中野らしい。ディオやでっかいダイソーの交差点を東へ少し、駐車場5台分くらい有、ただし縦列駐車
〇営業時間:
 昼は11−スープ切れまで、夜は17−22、不定休
〇調査日:2018年5月下旬某日
〇評価対象:
 魚介風味の醤油ラーメン750円、半熟煮玉子100円
(他のメニュー)
 上うな重4400円、並うな重2700円、浜坂甘えび丼880円、角煮セット500円、ラーメン唐揚げ定食1000円、冬は松葉カニすき鍋90分食べ放題5980円など。冷やし中華はじめました、とさ。

〇スープ:
 あご出汁メインとのこと。けっこう複雑な魚介系出汁の混合のような気がします。醤油加減も絶妙で、あっさりしていながらコク深く、ゴクゴク完飲。

〇麺:
 普通の太さのストレート。ほんの少し柔らかめながら、初めての店で聞かれもしないのに「硬め」とか絶対に言わない副隊長には好印象。

〇トッピング:
 チャーシューはトロトロ一歩手前で味もよく付いたやつが2枚。美味いです。

 メンマはやや柔らかめで、味の程よいやつが多め。美味いです。

 煮玉子は最初から半分載ってくるようだったみたいで、追加したらご覧のとおり。茹で加減絶妙で、味もよく付いていて、煮玉子チャンピオンズリーグでシードに入りそうな感じ。

 ネギも爽やかな香りがして好印象。

〇総評:
 冬の山陰で食べても、カニがあんまり美味いと思わない副隊長。死ぬまで自腹では絶対に来なかったであろうお店です。

 カニのシーズンオフはうなぎのお店のようですが、この4月からラーメンを始めたようですね。うなぎも別に好きではないので、もちろん初訪問。

 カニもうなぎも高くはないが、安くもない、という価格設定ですが、ラーメンは一般的な価格です。もう少し安めでもバチはあたらないと思いますが…。

 スープは、ルックスどおりのあっさり系のコクです。醤油も控えめ。一口目で、「おぉっ!?」と思ってしまい、ゴクゴク飲んでしまいましたが、一滴残らず飲み干すと、口の中に蓄積したコクが満足感を与えてくれます。

 ほんの少し柔らかめの茹で加減の麺がこのスープにばっちりマッチしています。

 トロトロの柔らかチャーシューも、柔らかめ一歩手前のメンマも絶妙。

 フロアの女性と厨房のダンディなご主人が爽やかな笑顔で好印象。

 甘エビ丼や冷やし中華もあるので、再訪したい気がします。こんな王様度からスタート。

☆王様度:1王様

魚介風味の醤油ラーメン&半熟煮玉子









☆☆ 祥 ☆☆

〇場所:
 最上稲荷の大鳥居を北へ少し、右手にある丘の上の団地の奥。完全な住宅地です。
〇営業時間:11時−14時、水曜休
〇調査日:2018年6月中旬某日
〇評価対象:ラーメン600円
(他のメニュー)
 ちょい盛650円、担々麺650円、特製卵かけご飯350円など

〇スープ:
 鶏メインスープとのことですが、他にも何か入ってそうな深いコク。あっさりなのですが、とても深いです。甘みも感じられますが、塩っ気とのバランスが絶妙で、最初からゴクゴクやってしまい、麺が干上がりそうになりました。

〇麺:
 ほんの少し太めで白っぽい麺。ちょっと縮れ加減。茹で加減は、硬過ぎず柔らかくもなく絶妙です。美味いです。

〇トッピング:
 チャーシューはかなりトロトロ系。薄目なのも相まって、口の中で溶けてしまいそうです。美味いです。

 メンマは歯ごたえが程よく残っていて、美味いです。

 ネギは白ネギを細かく刻んだのが載っています。これもシャキシャキで美味いです。

 煮玉子は、宝石のような美しい仕上がり。味もよくしみていて美味いです。適当に作ったのがまるわかりな煮玉子を出しているお店も多いですが、ここのはまぎれもない芸術品です。

〇総評:
 ネット情報がなければ死ぬまで知らずにいたであろうお店です。丘の上の住宅地の一角の完全な民家です。古民家ではなくてホントに普通の現代建築。自分の家の隣にあってもおかしくない感じですね。

 けっこうきつめの坂を登っていくのですが、坂の下にラーメンののぼりがあるので、だいたいの場所の見当が付けば迷うことはなさそうです。

 で、普通の家の玄関を入って、スリッパ履いて普通のリビングダイニングの普通のダイニングテーブルに座ります。友達の家に来たみたいです。

 普通のキッチンで作られたラーメンは、美しいルックスです。
 
 スープを一口。「おぉ!?」、で、ゴクゴクゴクゴクレンゲが止まりません。あっさりなのに、なんと言う深いコク。甘さと塩っ気のバランスの絶妙さに感服です。

 ネットで良い噂を仕入れていましたが、「聞きしに勝る」、とはこのことですね。驚きました。あっと言う間に丼持ち上げて完食です。

 ご主人は、いろいろと細かい気を遣ってくださいましたが、この気遣いとお人柄が、ラーメンの味にも生きている気がします。

 場所さえわかれば、別に遠いわけでもないので、ぜひとも再訪したいです。

 ネット情報によると、ご主人は、アーティスト活動をなさっているようですね。ここのラーメンは、まぎれもない芸術作品でした。

 これもネット情報ですが、ラーメン創りは完全な独学とのこと。芸術は修行よりも才能、と言うことみたいですね。

 再訪して食べたい担々麺の伸び代を残したとしてもこんな王様度からスタート。初訪問店としては、最上級の王様度です。

☆王様度:1.3王様

ラーメン









☆☆ スープカレー わたなべ ☆☆

〇場所:岡山卸売市場内「ふくふく通」東より
〇営業時間:8−14、水曜休
〇調査日:2018年8月下旬某日
〇評価対象:
 スープカレーラーメン850円(ライスサービス有)
(他のメニュー)
シーフードスープ゚カレーラーメン 1400円
チキンスープカレー 900円
野菜スープカレー 950円
ソセージスープカレー 900円
納豆スープカレー 850円
シーフードスープカレー 1200円
スペシャルスープカレー 1800円

〇スープ:
 まずはスプーンでスープをすくうと、スープカレーのわりにけっこう粘度が高いです。サラサラではありません。一口目はけっこう甘い感じ。スープ本来の味はコクが深めで甘いやつみたいですね。

 辛さは中辛にしてもらったので、後からほんのりやってきて、スープのコクをぶち壊すような破壊的辛さではないので、充分楽しめました。旨いと思います。

 ちなみに辛さは0辛〜100辛までできるそうです。中辛は2辛。

〇麺:
 麺屋さんではないので、特徴はありません。普通のやや縮れ麺。茹で加減は硬めではないですが、好感が持てる普通さです。

〇トッピング:
 肉系は豚バラ薄切りの煮たやつです。白髪ネギ。糸唐辛子。ゆで玉子半分。海苔。特筆すべき点はありませんが、どれも及第点。

〇総評:
 「ふくふく通り」のスープカレーのお店が、10食限定のラーメンを出している、と聞いて、朝ラーメンに出掛けました。

 「まあちゃん食堂」や「うどん虎」に近い東よりのアイス屋さんの近くです。

 店に入るとほんのりスパイスの良い香りがして、期待度が上がります。

 ラーメンには、サービスでご飯もつけられるそうでしたが、ラーメン目当てなので、お断りしてラーメンに集中することに。

 スープ本来の味は、いろんなコクが満載の甘めの感じですが、カレースパイスがほどよく効いて、極上のカレーラーメンになっています。

 麺やトッピングに特筆点が見あたらなかったものの、スープの味と朝から爽やかな店主さんと店員さんに好印象を持ったので、こんな王様度からスタート。

 豊富なトッピングの本来のスープカレーも美味いはずなので、機会を見つけて再訪したいですね。

☆王様度:1王様

スープカレーラーメン









☆☆ 116 ( いどむ ) ☆☆ (閉店)

〇場所:駅前「ダントツ」と「三十郎」の間
〇営業時間:11:30−15、土日休
〇調査日:2018年10月中旬某日
〇評価対象:豚しゃぶ肉大盛麺並550円!!!
(他のメニュー)
 肉大盛麺大盛650円、ほかにも限定メニュー各種有。各メニューはうどんでもできるようです。

〇スープ:
 鯖節メインらしい。動物系も入ってるかも。あっさりしていながらコクは十分。醤油加減も程よく、なかなか好印象。

〇麺:
 けっこう太めのやや縮れ麺。粒々の見える全粒粉麺ですね。お隣の黄色いお店みたいなワシワシ麺ではなく、けっこうしなやかで、茹で加減も程よくて、個人的にはお隣の黄色いお店の麺より100倍好感度が高いです。
 麺の量は並でも通常の1.5倍らしいのですが、美味いので、案外ペロッといけました。

〇トッピング:
 豚の薄切り肉の煮たヤツが大量。麺が見えません。柔らかくてなかなか美味いです。

 短めなモヤシの程よく茹でたヤツが程ほど。
 
 ニンニクは聞いてくれます。お願いしたらけっこう効いてました。

 「生」、「茹で」、「温泉」から選べる無料の(卵か)玉子。温泉は程よい温泉具合。

〇総評:
 「ダントツ」と現在休業中の「三十郎」の間の「高はし」跡に新店が殴り込み、と聞いていましたが、平日昼のみの営業とのことだったので、なかなか機会が訪れていませんでした。このたびわざわざ時間を合わせて初訪問。「丈」系列のお店らしいですね。確かこの場所にあった「麺凸」もそうでした。

 お隣の黄色いお店は相変わらず待ちの列が出来ていますが、こちらは先客1名。

 券売機のところに小さな丸刈りの男の子がいて、何か話しかけてきます。先客さんのお連れでしょうか?
 「こんにちは。」と愛想笑いをして券を買って席に着くと、男の子が追いかけてきてまた何か話しかけてきます。
 3回目くらいでようやく理解できました。
 
 「たまごさーびす!、なま、ゆで、おんせん!」
 店主さんのお子さんが手伝いに来ていたんですね。

 「じゃあ、おんせん、お願いします。」

 と頼むと嬉しそうに、小皿に載せた茶色い殻付き玉子を持ってきてくれました。ちょっと割ってみると確かに温泉玉子です。

 待っている間ちょっと愛想をしていると、気に入られたのか、近くにあったビール瓶の入ったガラス扉の冷蔵庫の前に立って満面の笑顔で、

 「ビールサービス!」 と言うので、

 「えぇ〜?!?!?…そんな店ある〜?」と思いながらも、せっかくなのでつき合って、
 「じゃぁ、お言葉に甘えて…。」と言いかけたところで、ラーメン作っていた店主さんが、あわてて、

 「ビールはサービスじゃないよ。そんなことしたらパパのお店つぶれてしてしまうが。」
 …と言うことで、ビールはサービスじゃなかったみたいでした。

 大盛のお店との事前情報により、ややおそれを抱いていたものの、麺は副隊長の嫌いなワシワシ麺ではなく、太麺ながらしなやかな麺で、程よい主張がけっこう好印象。

 スープは、動物系&鯖節多め、といった感じです。醤油加減程よく、けっこうあっさりしていて、くどさがないので、これまた好印象。

 このメニューの売りの豚しゃぶ肉は相当な量で、相当な肉好きさんでも満足できることでしょう。柔らかくてなかなか好印象。豚しゃぶ好きの副隊長にとっては天国の食べ物です。

 もやしは、お隣の黄色いお店みたいに、「これでもか!」、と言う暴力的な感じではなく、程よく茹でたのが適量で、品性を感じます。
 副隊長は安いもやしが山盛りでも別にありがたみを感じないので、肉大盛りが断然うれしいですね。

 サービスで、玉子(または生卵)まで付いてきて、550円は破格ですね。外の看板には、「安さの限界に挑む」みたいな「ドンキ」のようなことが書いてありました。文字通り挑んでますね。これでビールまでサービスしてたら、つぶれてしまいます。

 できれば再訪したいですね。旨かったです。

☆王様度:1王様

豚しゃぶ肉大盛麺並&温泉卵









☆☆ ラーメン処 TEN ☆☆ 
 (2019年7月頃閉店の模様)

,〇場所:
 柳川交差点南の四国銀行の信号をやや西へ。ただし一通逆走となりますので、ご覚悟を。よい子は西側から行きましょう。
〇営業時間:11−15、18−23、日曜、第2、4火曜休
〇調査日:
 2018年10月下旬某日&2019年2月下旬某日
〇評価対象:
 醤TEN730円、豚TEN750円、餃子(8個)380円
 他に辛TEN730円、ネギTEN760円など、大盛りは無料

〇スープ:
 「醤TEN」は鶏ガラと野菜とお聞きしました。コクが深くて舌触りもよく、いきなりゴクゴクやってしまいました。醤油加減も絶妙ですね。旨いです。

 「豚TEN」は、豚骨醤油。黄ニラや椎茸、鶏ガラスープも入っているとのこと。まろやかでコクの深い極上スープ。

〇麺:
 冨士麺の麺箱が置いてありますね。

 食券を渡す時に、細麺か平麺か聞かれます。平麺にしたところ、けっこうしなやかで、つるっとした感じの麺でした。
 茹で加減は硬めではないものの上々。美味いです。

 豚TEN時は細麺に。加水率やや低めながら、カスカスした感じのない、しなやかな麺に仕上がっています。こちらもかなり美味いですね。

〇トッピング:
 チャーシューは、薄めのトロトロ一歩手前のやつが3.5枚くらい。けっこう美味いです。

 メンマは平たくて柔らかめがが多め。

 煮玉子は出汁の染み方があと1歩ですが、けっこうな美味さ。

 珍しいのは、ささがきゴボウ。丼の底に人知れず数本たまっていて、食べてみると香りのよい柔らかなやつで、けっこう美味かったです。

 あとは、海苔とネギ。

 豚TENには、副隊長の好物のコリコリきくらげ。豚TENのチャーシューは前回より多めだったような。気のせいかもしれませんが、かなり嬉しかったです。

〇総評:
 けっこう前にできていたようですが、やっとこさの初訪問。
向かいのコインパーキングが空いていれば、車でも行きやすいお店です。

 飲み屋さんビルの1階なのですが、ビルの入り口から奥にけっこう長い廊下が続いていて、店の外の廊下部分にもカウンター席が作られています。おもしろい造りですね。ビルの外の看板がなければ見つけにくいと思われます。

 昼時間を避けたので、先客1名。券売機方式です。

 鶏系らしき醤TENラーメンにしましたが、豚骨醤油もあるようです。

 ラーメンのお味はなかなかコク深く、あっさり一歩手前の飲みやすいスープでした。

 平打ち麺を選びましたが、けっこうしなやかで食べやすく、「あり」な感じです。
 チャーシューも上出来で、なかなかな好印象。

 餃子は、丸い鉄板でジュージュー言いながらやってきました。
 可愛く丸く並んでいますが、やや色白。
 お味はジューシーでコクもあり美味いですが、一人で8個は食べ過ぎです。

 お店の方はお若い男性でした。ほどよい明るさで好印象。

 別の味を試しに再訪してもいいですね。そんなこんなで、こんな王様度。(この時点では1王様)

〇2019年2月下旬某日昼

 3銃士での定期出動です。副隊長以外は初来店とのこと。
 副隊長は前回「醤TEN」を食べたので、今回は豚骨醤油の「豚TEN」に。店員さんは、「トンテン」と呼んでいました。

 豚骨醤油の割りに色は白目です。コクがかなり深く、豚骨だけではなさそうなので、帰り際に聞いてみたところ、黄ニラや椎茸も入っているそうで、店の公式HPによれば、鶏スープも使っているみたい。まろやかなコク深さになっているのはそういうわけだったのですね。

 他の2人もけっこう気に入ったみたいでした。

 醤TENと豚TEN、どちらも旨くて、次回どちらにしようか迷ってしまいます。いやでも「辛TEN」もあるので、再訪確実。

 副隊長はかなり気に入ってしまったので、王様度0.2UPと言いたいところですが、副隊長の気にするチェックポイントを満たしていないため、0.1UPとしておきます。

☆王様度:1.1王様

醤TEN

豚TEN

単品餃子









☆☆ 麺場 田所商店 庭瀬店 ☆☆

〇場所:
 庭瀬の「大衆焼肉 みんなの『にしき』」のやや西
〇営業時間:11−23、1、3火曜休
〇調査日:2018年11月下旬某日
〇評価対象:(税抜)
 伊勢味噌ラーメン700円、炙りチャーシュー130円、みそ漬け煮玉子110円、ミニ味噌チャーハン330円、信州味噌仕立て餃子(5個)310円

(他のメニュー)−税抜
伊勢味噌野菜ラーメン 810円
伊勢味噌肉ネギラーメン 860円
伊勢味噌炙りチャーシュー麺 1060円
九州麦味噌ラーメン 730円
九州麦味噌野菜ラーメン 840円
九州麦味噌肉ネギラーメン 890円
九州麦味噌炙りチャーシュー麺 1090円
北海道味噌ラーメン 690円
北海道味噌野菜ラーメン 800円
北海道味噌肉ネギラーメン 850円
北海道味噌超バターラーメン 800円
北海道味噌辛味噌ラーメン 790円
北海道味噌辛味噌野菜ラーメン 900円
北海道味噌炙りチャーシュー麺 1050円
味噌漬け炙りチャーシュー(1枚) 130円
味噌漬け炙りチャーシュー(2枚) 250円
味噌漬け炙りチャーシュー(3枚) 360円
メンマ 110円
コーン 110円
さつま揚げ 110円
野菜たっぷり 110円
肉ネギ 160円
バター 110円
もやし増し 110円
麺大盛り 100円
ライス小 100円
ミニ味噌チャーハンセット 330円
餃子ライスセット 350円
ミニチャーシュー丼セット 320円
ミニジャージャー丼セット 320円
信州味噌野菜炒め 480円
信州味噌炙りチャーシューネギ盛り 480円
北海道味噌唐揚げ 380円
東海豆味噌メンチカツ 380円
九州麦味噌炙りさつま揚げ 380円
東海豆味噌ハムカツ 380円
フライドポテト 290円


〇スープ:
 元のスープは、豚骨、豚足、鶏ガラ、昆布、野菜とのこと。スープ自体はけっこうあっさりめなのかもしれません。

 味噌は、伊勢味噌にしましたが、愛知や伊勢付近の大豆八丁味噌系は、煮込むとコクが増してくる特徴のある味噌だったと思います。伊勢系味噌の味噌ラーメンは初めてなので、迷わず選択。そして大正解。

 まろやかなコクが増して、相当な旨さの味噌ラーメンになっています。札幌系の塩辛いだけの味噌ラーメンより断然旨いですね。

 メニューとしては、ほかに北海道味噌と九州麦味噌がありました。

〇麺:
 やや黄色い感じの縮れ麺。札幌系までプリプリではありませんが、好感度の高い歯ごたえです。茹で加減上々。

〇トッピング:
 標準の700円では、チャーシュ−が1枚も載ってないようなので、1枚130円のけっこう値が張る炙りチャーシューを追加。柔らかさも味付けも程よくて、追加して大正解。

 もろみの様な感じの肉みそ多め。アオサは伊勢味噌ラーメンの特徴のようですね。香りが良くて美味いです。あとは程よい歯ごたえのモヤシ多め。なかなか充実しています。

 煮玉子もみそ漬けとのことでしたが、そんなに濃い味噌味ではなくて好感度高いです。

〇総評:
 FC展開の味噌ラーメン専門店が開店と聞いていました。バリエーションはあるものの、ほんとに味噌ラーメンだけですね。ほぼすべてのメニューに味噌がからんでいて、潔い姿勢は好感度高いです。

 で、岡山ではホントに珍しい伊勢味噌のラーメンがあったので、迷わず選択。上にも書きましたが、愛知や伊勢あたりの大豆八丁味噌系は、煮込むとコクが増す特殊な味噌と聞いていました。食べてみると納得のまろやかなコクで、いっぺんにファンになってしまいました。今まで食べた味噌ラーメンの中では1番かも知れません。

 副隊長は札幌系の本場の味噌ラーメンがあまり口に合わないので、味噌ラーメン嫌いかと自分でも思っていましたが、この伊勢味噌ラーメンは別物です。味噌の違いはこんなにも大きいんですね。

 グループのHPでは、信州味噌が前面に紹介されていて、伊勢味噌系は、グループ店でもマイナーなようです。岡山で食べられてよかった。

 餃子は「信州味噌仕立て」と書いてあり、タレも味噌ダレが付いてきます。具もタレも程よい味噌具合で、好感度高いです。

 チャーハンも味噌チャーハンと書いてありましたが、そんなにみそ味は主張していませんでした。チャーシューが多めに入っていて味付けもちょうどよかったのですが、かなりな油っぽさで、やや減点対象。熟練チャーハン職人の作品ではないようでした。

 伊勢味噌ラーメンに限っては、かなりな好感度でしたが、全部で1700円ほどになったのと、チャーハンの減点でこんな王様度。再訪しても伊勢味噌を頼んでしまいそう。

☆王様度:0.98王様

伊勢味噌ラーメンチャーシュー1枚みそ漬け煮玉子

信州味噌仕立て餃子味噌ダレ付

味噌チャーハン










☆☆ 桃太郎商店 ☆☆

〇場所:表町商店街、元「ぐり虎」のやや北
〇営業時間:11−15、17−22、火曜休
〇調査日:2018年12月中旬某日
〇評価対象:桃太郎ラーメン650円、餃子3個セット186円(税抜)
(他のメニュー)−税抜
スタミナ豚骨ラーメン 1000円
魚介豚骨ラーメン 700円
ごま辛子ラーメン 780円
汁なし坦々麺 700円
ミニ丼セット(チャーシュー丼、ソースカツ丼、デミカツ丼、とりめし) 258円
唐揚げ3個セット 186円
チャーシュー 260円
メンマ 100円
白ネギ 100円
もやし 50円
替玉 130円
デニム麺替玉 200円
日替定食(肉・魚) 800円
とんかつ定食 1250円
唐揚定食 1100円
海鮮ミックス定食 1000円
カツ丼(卵とし) 1250円
ソースカツ丼 1250円
デミカツ丼 1250円
唐揚げ丼(卵とじ) 900円
チャーハン 650円
カツチャーハン 1350円

〇スープ:
 桃太郎ラーメンは、豚骨醤油とのこと。コクがけっこう深くて、醤油加減も程よく好印象。温度がやや低めなのもあってゴクゴクやれます。舌触りはややまったり。

〇麺:
 やや細めのエッジのあるストレート。けっこうプリプリで、茹で加減ほど良く、かなりな美味さ。

〇トッピング:
 特筆すべきは別のせの味付玉子。ものすごくよく浸かっていて、色も味も濃厚です。黄身がトロトロの仕上がりで、極上煮玉子と言っておきましょう。

 チャーシューは、スーパーで売ってるハムっぽい焼き豚の印象。美味いんですが、印象はこんな感じ。

 千切りのシャキシャキネギが多め。色の濃い柔らかメンマ適量。もやし少々。

〇総評:
 訳あってしばらく休止していた3銃士での調査再開です。

 児島にあった「クリカラ」さんが、表町に移転出店の模様。商店街から門みたいなくぐり戸があって、奥に玄関があります。

 階段横にはちゃんと手すり付きスロープ完備。気遣いがされているのがわかって嬉しいですね。ただ傾斜がやや急なので、車椅子の方は介護者がいないと1人では昇り切れないかもしれません。

 メニューはけっこう豊富で、とんかつ定食がいちおしになってたりしました。桃太郎ポーク&岡山県産米らしく、こだわってる気配ムンムンです。

 ラーメンも数種類あって、興味深いです。今回食べたのは店名を冠した「桃太郎ラーメン」。豚骨醤油とのこと。

 コクは十分で、麺もプリプリで美味いし、煮玉子をはじめ、トッピング類もどれも気遣いにあふれたものでした。

 餃子はパリッとした焼き上がりで、具も滑らかでコクがあり、かなりな美味さでした。ビールと一緒なら、あっと言う間に20個くらいペロッといけちゃいそうです。児島時代と同様に皿と同化した保護色餃子でした。

 開店からあまり日が経っていないにもかかわらず、お店の方々は落ち着きのある対応で、程よい活気もあって好印象でした。

 つっこみどころや面白い発見はなかったのですが、豊富なメニューに心惹かれるので、1人で再訪の確率は相当高いです。伸び代をのこしてこんな王様度からスタートです。

☆王様度:1王様

桃太郎ラーメン

セットの餃子









☆☆ 大蓮香 奥田店 ☆☆

〇場所:
 奥田本町らしい、「ハッピーズ」の角を南へ少し
〇営業時間:11:30−14、18−23、無休
〇調査日:2019年1月下旬某日夜
〇評価対象:
 野菜タップリトンコツラーメン650円(うろ覚え)、焼餃子(8個)500円(うろ覚え)

〇スープ:
 豚骨です。けっこうクリーミー。どこかで食べたことある感じだなぁ、どこかなぁ、と口に出して悩んでいると、K隊員が一言。「チャンメン。」、…大正解。

〇麺:
 やや細いストレート。茹で加減柔らかめ。マルタイの棒ラーメンっぽい。

〇トッピング:
 1枚だけ入っているチャーシューは柔らかいバラ。味付けも良くてなかなかです。

 あとは、キャベツ中心の野菜だけですが、柔らかめに煮込んであってなかなかなお味。

〇総評:
 かなり久々に隊員勢揃いで、新年秘密会議を開催予定でしたが、N隊員が体調不良につき、結局3銃士での秘密会議となりました。個室ではないので、秘密はダダ漏れですが、たいした秘密もないので…。

 気になっていたのになかなか訪問できていなかったこのお店にノーアポで突入です。開店すぐだったのでガラガラでしたが、しばらく経って見回してみると、平日なのに満員になっていました。人気店ですね。

 ラーメンは、チャンメンのスープとマルタイの麺のイメージ。でもなんだか憎みきれない感じです。

 野菜の茹で具合はなかなか上出来。チャーシューが柔らかくて、味もけっこう付いていて好感度大。

 餃子は普通。やや焼け不足。味は薄味でパンチなし。

 料理は全体的に辛い系が中心。メニューに唐辛子の絵の個数で辛さが表示してあって、1辛でもなかなか辛い。

 何品か頼んだのですが、「揚げナスあんかけ」が、茄子なのにホクホクに揚げてあって珍しい食感。甘辛のあんかけが絶妙で、けっこう気に入りました。
 ほかにも「豚の甜麺醤炒 薄豆腐包」なんてのがあって、高野豆腐の薄切りみたいなので豚と野菜を巻いて食べるのがけっこう濃い味とボリュームで印象的でした。

 カウンターもあってお一人様も大丈夫そうですし、昼はランチセットもあるようなので、麻婆定食なんかを食べに再訪したいですね。

 調査隊秘密会議は、適当な議題を適当に論議していたので、議事録もとっていないし、ほとんどうろ覚えですが、自転車とマラソンの話題が中心だったような…。いやでもラーメンの話もチョットだけしたような…。隊員失格?

☆王様度:0.97王様

野菜タップリとんこつラーメン

焼餃子










☆☆ はんにゃ ☆☆

〇場所:
 岡ビル北側面、市場側にも入口有
〇営業時間:
 11−14:30、18−21、だいたい水曜休
〇調査日:
 2019年1月下旬某日昼&2月上旬某日昼
〇評価対象:
 濃厚ラーメン850円、味玉100円、塩750円、醤油750円

〇スープ:
 ・濃厚ラーメン:
 豚骨&魚介系でかなり濃厚。ドロッとしていて、唇にまとわりつくような感じです。ややざらっとした舌触り。コクは十分ですが、好き嫌いは分かれそう。

・塩ラーメン
 やや控えめなコク。塩加減も控えめで、塩なので仕方ないかも知れませんが、ややパンチが不足気味な印象。

・醤油ラーメン
 深いコクの醤油の良い香りが控えめなコクを補っています。塩よりバランスが良い印象

〇麺:
・濃厚ラーメン:
  四角くてエッジのあるかなり太麺やや縮れ。全粒粉みたいですね。ワシワシしていなくて、けっこうしなやか。うどんチックですが美味いです。

・塩ラーメン:
 やや平麺ぽい柔らかめ。プルプル感もあってなかなかな美味さ。

〇トッピング:
 レアチャーシューはかなり赤くてビックリ。しかもかなりの分厚さ。柔らかくて、食感は最高でした。

 普通のチャーシューもあり、こちらはよく味がついていて、柔らかさも程よく好感触でした。

 濃い色の細身のメンマ。刻み玉ねぎ。可愛いナルト。くたっとなりかけの小さい海苔。なんだか黒っぽい謎の粉少々。

 塩ラーメンには、細切りの白ネギが多めに入っていて、シャキシャキの食感が極上でした。

 塩・醤油にはほうれん草が適量入っていて、茹で加減が良くこれもなかなかな美味さでした。

〇総評:
 昨年出来て、すぐにかなりな人気店になっているようですね。

 何度も挑戦したのですが、近隣の駐車場に空きがなかったり、定休日調査不足でお休みだったりで、なかなかありつけていませんでした。大変遅ればせながら初訪問です。

 店の感じは、置いてある資材が丸見えだったりして雑多な感じです。 髪色の明るいお若い店員さんばかりですね。

 濃厚ラーメンのスープの味は、しっかりコク深く濃厚で、太麺もしなやかな美味いものでした。

 チャーシューも肉厚で柔らかい絶品。

 ただし、味玉は茹で不足気味。
 「煮玉子大王」筆頭家臣の副隊長は、最高の仕上がりの温かい煮玉子を割って出して欲しいのですが、この点についてはやや不満です。

 お若い店員さん達ながら、気遣いは最高レベルで、帰りにドアの外までお見送りして下さいました。まあ、お客さんがまだ少ない時間帯だったのもあるでしょうか?

 ともあれ、あっさり系っぽい塩ラーメンや醤油ラーメンも興味をそそるので、何回も訪問したいですね。人気もうなづけます。

〇2019年2月上旬某日昼

 実は、駐車場難民になったために別の新規開拓店2店にふられてしまい、再訪意欲満々だったこのお店にたどりつきました。駐められる時は駐められるもので、近場の駐車場はガラ空きで拍子抜け。

 今日は連れがいたので、塩と醤油を試せました。濃厚ラーメンのインパクトが強すぎたためか、やや印象が薄めですが、塩も醤油もそれぞれ旨かったです。
 トッピングもそれぞれ気遣いされていて、好印象。

 副隊長はつけ麺が苦手なほうですが、ここのつけ麺も人気なようなので、次回はつけ麺ですね。つけ麺も濃いやつと、あっさりがあるみたいなので悩みどころです。

 お若い店員さん達は今日もテキパキと働きながら、細かい気遣いをして下さって好印象。どのメニューも安心して食べられる気遣いのお店、という印象をさらに深く感じました。王様度0.1UP。

☆王様度:1.1王様

濃厚ラーメン&味玉

塩ラーメン

醤油ラーメン






直線上に配置


☆ 岡山市のラーメン 42 へ ☆



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